肩に痛みがあったり、動きが悪い時には肩関節の調整が必要です。

また、肩や腕への神経は頸椎からきているので、頸椎の調整も大事です。

 

しかし、これらを整えても動きや痛みにあまり変化がない場合もあります。

 

その際に、「他にどこが肩に負担をかけているのか？」

と探していくと、足首の可動性が低下している場合が多いことがあります。

 

肩を回したり、肩周辺の筋肉の緊張具合をみてから足首の調整をしてみると、

施術後は可動域が大きくなっていたり、肩の緊張が減っていたりしていました。

 

おそらく、足の歪みで体全体への血流が低下していたのが原因で肩の緊張や痛みが出ている事が考えられます。

興味深いのは、「捻挫などした経験はありますか？」と聞いてみると、

「捻挫や怪我をした覚えがない」という方が殆どだということです。

 

足を痛めたり、捻挫したり、自分では負担をかけていないようでも、

身体の疲労が蓄積していって、自然に歪みが発生していることが多々あります。

 

自分では気にならない部分でも、やはり身体はつながっていて、いろんな補正が働いているのだと改めて感じます。

 

 

2016年04月08日